オーシャンの自分の人生を変えるダイアリー

やりたいことを実現できるように小さなチャレンジを記録するためのブログです。

富士山マラソンを終えて

みんな、ありがとうございました。

11月25日、富士山マラソンを無事に完走することができました。

今回、大会一週間前にシューズを新調して挑んだ42.195km。

前日の調整では太ももの張りを感じたりしてちょっと不安な気持ちであったが

朝は思ったよりもすっきり起きる事ができた。

朝3時、ベットからおきて朝食をとる。

買っておいたおにぎり2個とみそ汁。

準備しておいたウエアーに着替えて、まだ暗い道を車で駅へ向かう。

朝5時29分の始発電車。

うっすらと夜が明けてくる。

大きなモーニングムーンが電車と追いかけっこしているように景色が流れていく。

眠たさを感じながら河口湖会へと向かう。

朝7時30分、河口湖駅に到着。

まわりは、密かに闘志を燃やすランナー達であふれ、皆、無口に会場へ足を進める。

8:00会場に到着し更衣室で準備を整える。

8:30スタート地点に整列。

冷たい空気が気持ちいい。湖には薄い朝もやがかかり、幻想的な雰囲気を醸し出している。

空は遠く澄んで快晴。次第に期待が高まってくる。

今年の参加人数は15000人。

日本が世界に誇る富士山に世界各国の市民ランナーが集まった。

スタート時間が近づくにつれ、まわりのざわめきも次第に高まり 

9:00、スタートの号砲があがった。

ゆっくりと足を踏み出していく。

他のランナーに引っ張られていくようにペースが上がっていく。

今日は以外と足が軽い。

これまで少し抱いた不安が解れ、だいじょうぶという安心に変わってきた。

5km過ぎると体も温まり、熱さを感じるくらい。

河口湖湖畔の澄んだ景色を楽しみながら、オーバーぺースに気をつけて走る。

11km過ぎで最初の関門に到着。関門時刻に対してわずか3分を余して通過。

すこしペースを落としすぎた。これはまずい。意識してペースをあげる。

ところどころ、立ち止まりたくなるような富士の絶景と出合う。

海外から来たランナー達は立ち止まり、走る事を忘れて写真撮影に精を出す。

私も写真を撮りたいと思ったが、次の関門時間を考えると立ち止まっている時間はない。

「またドライブにくれば写真はいつでも撮れる」そう思い、心でシャッターを切り、

その先を目指す。

20km過ぎ。約半分のところで2時間半が経過、関門時間まで約20分の余裕ができた。

このペースならこの先の関門も時間内に通過できそうだ。

沿道の多くの人たちから励ましの声援をうける。

中には、声をからすほど、大きな声で元気を届けてくれる。

どうしてそんなに心から応援できるのだろうか? その人は心から応援を楽しんでいる様子だった。

次第に足の筋肉が張ってきて、走る速度も減速してくる。

しかし、できるだけ歩かないように、ケガをしないように、走りつづける。

20kmから30kmの区間はもっとも頑張らなくてはならない重要な区間

ここで大きくペースをくずすと時間内完走が難しくなる。

なんとか30km地点までこのまま20分の貯金をキープしたい。

コースは西湖に出て、半周すぎたあたりの30km地点。

山に隠れて日陰はかなり気温が下がる。風も吹いてもっとも厳しい区間

足はかなり痛いが、ペースは落とさず30分の貯金を作って30kmの関門を通過した。

足の痛みは消えたり、現れたり、交互にやってきた。

その度になるべく呼吸を深くとりながら走る。運動に重要なのは水と酸素。

自然のエネルギーを体に取り込むように意識を集中させる。

コース中、最も高低差のある坂道を下ると35kmを過ぎて、ゴールまでおよそ7km。

ここまで来ると次第に完走が見えてきた。絶対できる。絶対にゴールまで行く。

そんな思いが自分の体を動かしている。

最後の関門、38km地点。残り4kmを残して、制限時間まであと1時間。

普通に走れば4kmは30分以内で走れる距離だ。

ここから最後、ケガはしないように、だけど歩かないように足を進める。

あと少し、だけどものすごく長く感じる時間の中を進んでいく。

次第に人並みが増えてきて、応援の声が高まってくる。

ゴール手前500m、私の奥さんが手を振って声援をくれていた。

ハイタッチをかわして再びゴールを目指す。

一秒でも早く、目標は5時間30分以内のゴール。

ゴールが見えてきた。最後のウイニングラン

高々と両手を上げながら笑顔でゴールをきる。

タイムは5時間24分。これまでのフルマラソン自己ベストでゴールできた。

ゴールを過ぎて、待っていた子供たちからメダルを受け取る。

2個目の富士山マラソンのメダル。

充実感を握りしめながら、みんなにありがとうとゴールの報告。

本当は写真もたくさん撮って報告したかったけど、まだまだ自分の事で精いっぱい。

見せれる写真は無いけれど、心のシャッターはたくさん押してきました。

たくさん、応援していた人たち、給水ボランティア、坂道で最後まで大声で応援を

送っていた応援団員。地元住民たちの多くの応援があって、とても素晴らしい大会でした。

ちょっとカッコよく書いてみましたが、今日は体中が筋肉痛のへなちょこランナーです。

次は、今からすごく楽しみな東京マラソン

よし、新しい目標に向けて頑張るぞ。

ありがとうございました。