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久し振りに自転車屋さんをのぞいてみた。広い店内に置かれた大量のピカピカに光る自転車。一階フロアーは売れ筋の通学、通勤用自転車並ぶ。階段をあがり2階へ進むとそこには胸躍る夢のスポーツ自転車がずらっと並んでいた。多変速機のギヤが幾枚と重なる、計算されたフレームと触りたくたくなるハンドル、これまでなるべく考えないようにしていた欲望が湧き上がってくる。「ああ、僕も自転車に乗りたい。こんな自転車でツーリングにでかけたらどんなに気持ちがいいものだろう。」

しかし、最近の自転車はとても進化しており、子供用でもかっこいいマウンテンバイクがあったりしてとても羨ましいかぎり。僕も子供のころはよく自転車に乗っていたな。普段はあまりいっしょに遊んでくれない父だが、夏になると休みの日の朝は早起きをして僕たち兄弟をサイクリングに連れ出してくれた。いつもは行かないような遠くへ父の背中を追いかけながら走る。ひとりでは不安で怖い道だって3人で走っていれば平気さ。眺めのよい場所について自動販売機でジュースを買う。乾いたのどに炭酸の泡がはじけて気持ちがいい。3人でジュースを飲んで帰りの家路をまた走る。体成長するにしたがい長い間乗った自転車の小さくなってもっと早く走れる自転車が欲しくなった。毎日、考えるのは自転車の事ばかり。あのころ流行った自転車はハンドルはセミドロップ、後ろには流れるように点滅するテールライトがついた派手な自転車。走る気分はバイクにまたがり風を受けて走る仮面ライダー?欲しくて欲しくてがまんできないと思っていたら8月の誕生日、自転車屋さんのオジサンがやってきて一台の自転車を持ってきた。父からの誕生日のプレゼント。ピカピカに光る新型の自転車。とっても嬉しかったのだが、後ろをみると流れるテールランプがついていない。おっと、なんか違うような変な気持ちが湧いてきてちょっとがっかりした気分。子供って大人からみるとどうでもいいような部分にこだわりをもっていたりするのだ。今思えば素直に喜びを表現せず、親からしてもあまり張り合いのない子供だったと思う。

そんな子供の時の思い出が自転車を眺めている僕の胸をくすぐる。そして僕と同じように自転車が好きなあなたにピッタリのQueenのこの曲「Bycle race」。それでは今日はこのあたりで。

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