休日、小さな旅

先週は家からバスと電車を乗り継いで北杜市長坂町の牛池湖畔で行われた桜まつりに出かけてきた。普段、めったに路線バスを利用することはないが、発着時間さえしっかり押さえておけばしっかり移動コうストを抑えることができる。本数が少ないので必ずしも自分の都合のいいようには行かないが、余裕を見てのんびり出かけてみるのもたまにはいいものだ。駅からは電車でおよそ20分、しばし山麓を走る電車の旅を楽しんだ。途中、ピンク色に染まった桃畑や桜並木を車窓から眺めながら電車は目的地の長坂駅へ到着した。

今から約25年前、僕と彼女はこの町で結婚生活をスタートさせた。久しぶりに駅前の風景に触れることができて懐かしかった。作られた建物は移り変わってもそれを取り囲む雄大な自然は変わることなくその美しさを見せていた。目の前に広がる甲斐駒の風景は春の青く澄んだ空におだやかな佇まいをみせていた。冬にはどんより曇った空から雪を降らし強い北風を浴びせてくる。そんな景色を見るたびに平坦な土地で暮らしてきた僕は何とも言えない怖さを感じたものだ。その日は久しぶりに春らしいとても暖かな日だった。懐かしい商店街の通りを抜けて僕たちは今日の会場である牛池に向かった。湖畔に咲いた桜と池に映る青い空。ベンチに座り買ってきたワインを開けた。こんなのんびりとした休日もたまにはいいものだ。これからは緑色ずく新緑の季節。もうしばらくはこんな休日が楽しめそうだ。

今朝のニュース。フランスのノートルダム大聖堂の尖塔が焼け落ちる映像が映し出されていた。パリを代表する多くの観光客が訪れる場所であり、多くの人がその現実に目を疑ったことだと思う。僕がこの大聖堂を訪れた日はその中で小さなミサが行われ讃美歌が静かに流れていた。ステンドグラスに囲まれたその場所は凛として気持ちが安らいでいくのを感じた。このような大聖堂に集うことがそこに生活する人達の生活の一部として心のよりどころになっているのがとてもいいなって感じた。そのような場所が火災により大きな被害を受けたことはとても悲しいことだと思う。長い月日、変ることなくその場所にあり続けて人々の生活を包んできた大聖堂にはいち早く再建の話があがっている。一日もはやい再建を願いたいと思う。

f:id:morishige0810:20190413211614j:plain

牛池の桜