東京マラソンまであと32日。
去年、参加した東京マラソンのボランティア。
きっかけは、以前参加したマラソン大会。
1月に開催された大会は、雨こそ降らなかったが、冷たい北風が吹きつける厳しい大会だった。
実力もない僕は大会の制限時間が過ぎてもゴールは遥かに遠く、しかしながらここから先は
リタイヤもできないところまで到達し、とにかくあとは歩いてゴールまで行くしかなかった。
足の痛みをこらえてようやくゴール近くまできた時にはすでに大会の片づけも終わろうとしている
ような、そんな日も沈みかけた時間だった。
それでもゴールまでどうにかたどり着いた安堵感とすこしの恥ずかしさを感じながら喜んで
ゴールしたら、まわりに残っていたボランティアの人が、
「ナイスラン、いい顔してるね」って
僕を励ましてくれた。
あきらめずにゴールまでたどり着けてよかった。
その時、自分もそんなふうに人を応援することができたらいいな、って思った。
そんな想いを実現するために参加した去年の東京マラソンのボランティア。
始めて参加してみて思ったのは一日じゅう立ち仕事でとてもハードワークだという事。
でも初めて会った人たちとチームになって協力しあいながら大会を盛り上げる楽しさを感じる
ことができた。
チームリーダーの安室さんもとてもやさしい人で、ランナーを応援したいという想いにあふれた
人だった。
「来年はランナーで参加します。」
と言った私の事を覚えてくれているだろうか?
そんな言葉が現実となった今年。
今年も安室さんはゴールで僕や参加したランナー達を待ち受けているだろうか?
応援してくれるボランティアの皆さんに笑顔を返す気持ちで走ります。
今年も東京マラソンで会いましょう。