1月3日、朝。
新しい年を迎えてすでに2日が過ぎた。
その間の私は、予期せぬ食あたりにかかり、その苦しさにただ安静にしているしかなかった。
12月29日、今日から会社もお休みで何をしようか考えていたら、親戚から生牡蠣の贈り物が届いた。
牡蠣は普段、食べないが好物のひとつ。
気分も盛り上がり、さっそく食する事に。
食する時の方法としては、まず、牡蠣の固く閉じた蓋を開け、身を容器に取り出してから軽く水道で洗い流して食べるようにと書いてあったが、それを読まずに、貝を開けたら洗いながさずにそのまま食べてしまった。 牡蠣自体はきれいな水で養殖して、洗浄してから出荷していると書いてあったがそれでも牡蠣を油断してはいけない。 牡蠣を開けるのも慣れない手つきで悪戦苦闘しているうちに細かい破片が中に混ざってしまったりして、それをそのまま食べてしまった。
奥さんとふたりで、12個ぐらいあった牡蠣を一気に食して満足感を味わった。
今思えば、熱を加えて牡蠣鍋にでもしていれば、今回のような悲劇は起こらなかっただろう。
だが、私の体内に潜伏した細菌は私の気づかないところでじわじわとその活動を始めていた。
12月30日
何の体調の変化もなく、私は前回のブログに書いたように早朝ランニングに出かけた。
約10kmのランニングをした後、家の大掃除。
その日の午後はすこし体調は怠く、熱っぽい感じはしたが、走った後の疲れだと思って普段と変わらぬ生活を送った。
12月31日
朝、普通に過ごすがすこし寒気を感じていた。
私の弟がお正月をいっしょに過ごすため家に来た。午前中、両親のお墓参りとお正月用の買い出しを済ませて、お昼を食べにインドカレー屋さんへ行った。
そこで食べたチーズナンがその後の私をよりいっそう苦しめることになるとは。
その午後、私の体に異変が出始めた。
寒気と腹痛、そしてひどい下痢。 これでは普通にTVを見ていることもできないので、布団に入って休むことに。 お昼に食べたカレーとチーズナンが、いつまでも消化されずに重く胃のなかに詰まった感じですごく苦しかった。熱は37.5度まで上昇し、寒気で体の震えがとまらない。
深夜になってトイレで2回嘔吐し、出し切ったところで気分の悪さは落ち着いたが寒気と熱は収まらなかった。
2019年元日
こんな最悪な状態で元旦を迎えた記憶はこれまでに無い。 一緒に牡蠣を食べた奥さんには何の症状も出なかった事が幸いだった。
奥さんが近くの病院に問い合わせして運よく診察を受けることができた。 病院では他にもインフルエンザにかかり発熱した2、3組の患者さんがいて忙しそうだった。 約1時間、点滴をうって整腸剤と解熱の薬をもらって帰宅。
気分はすこし楽になったが、寒気や下痢の症状は回復せず、2日に予定していた友人との新年会はキャンセルすることに。 キャンセルの連絡をするためその友人に電話したら、あいかわらずのすごい元気な声に励まされた。 彼も以前、生牡蠣に当たって相当苦しんだらしい。 細菌は体内に入ってから40時間ぐらい潜伏時間があって発症するらしい。回復にも3日、4日はかかると言う事で久しぶりの再会をとても楽しみしていたが、残念だ。
その日の夜も寒気は止まらず奥さんが布団を追加で被せてくれた。
1月2日
ようやく、食事がのどを通るようになり、少量の食事ができるようになった。下痢も止まってきたが、整腸剤のせいか、おなかが張ってトイレにいくとおならがでる。
普段、睡眠時間も短いほうで、長く寝ているのは苦手だが、具合が悪くなって2日間はほとんど横になっていたので背中や腰が痛い。 しばらくは、生ものや、チーズナンは食べたくない気分だ。
すっかりお正月気分も味わうことなく、今このブログを書いています。
1月3日。東京マラソンまであと59日。 でも今のうちに一度、体調を崩しておいた方が、この先コンディションをあげていくには良かったかもしれない。
好調を常に維持するのは思ったよりも難しい。
ここでよりいっそう体調面に気をくばり調子をあげていければ、このお正月の出来事もプラスにできるだろう。