アラームとともに目を覚ます。
まだ、外は暗い。 ウエアーに着替えてキッチンに降りる。
ポットのお湯を口に含み、体を温める。
車を走らせ、トレーニングのため森の中にランニングコースが作られた自然公園に向かう。
日曜日、今日は韮崎市在住、世界に挑むトレイルランナー、ヤマケンこと山本健一先生の
初心者歓迎と言っておきながら、集まる人達はみんなすごい経歴の持ち主で、僕は後をついていくだけで
精一杯。 今日、紹介された人は100マイル=約170kmを36時間かけて完走したそうだ。
フルマラソン42kmでも大変、もうこれ以上は無理と思ってしまうが、この170kmに挑んでいる
間の時間っていったいどんな事を考えているのか? とても想像できない。
走っても、走っても終わりが見えない旅、そんな中でゴールを迎えた時、
いったいどんな心境が見えるのだろうか?
それでも、世界に挑むヤマケン先生は普通のさわやかなお兄さん。
簡単な挨拶をしてから、いざ森の中へ。
さっそく、普段は走ることのない急な山道を駆け上がり、一気に鼓動があがり、息がきれる。
急な斜面を登ったり、駆けおりたり、自分の体をコントロールするのが楽しい。
しだいに森の中も明るくなり、日の出を告げる。
何度も斜面に挑んでいるうち、呼吸も慣れてきて、体も対応してきた。
ゴールまであと少し、今日は約1時間ぐらいのトレーニングで終了となった。
ゴールしてみんなで健闘を称えあう。 最後に集合写真を撮って解散。
ヤマケン先生とその友達は二周目へ突入した。
朝、走り終えて、シャワーを浴びるのが最高に気持ちいい。