今年を振り返って。スキューバダイビングの思い出。

前回のスキューバダイビングに挑戦した話。

海に潜ると言う事は、ただ実践しかなく、いきなり飛び込むしかないと言う事を本当に実感する体験だった。 なんとなく物にはいろいろ順序があって徐々にと考えるが、とにかく海に飛び込まなければ事は進まない。ダイビング用のジャケットを着て、ボンベ、水中メガネを装着して船上から後ろ向きで落ちるように入水。これが初心者の入り方。入水したのはいいが、体が勝手に浮くので、バランスがうまくとれない。口呼吸を一定に保ち、あたりまえだが海水を吸い込まないよう、下手に口にくわえたレギュレータを外してはいけない。 しかしこれ一本で自分の命がつながっていると思うとすごい不安になる。もちろんインストラクターがしっかり付いてくれているのだが、水中では声を掛け合う事はできない。やはり自分のことは自分で対処しなければならないが、初めての体験に少々、恐怖を感じるありさまだった。

インストラクターの人も私の素質のなさを見て、早々にきりあげ、無事に水中から上がってきた。水面から上を見上げ、だんだんと明るさが増し、水面から顔を出した瞬間、大げさだが生きていてよかったと思った。かっこ悪い自分に気分はかなり落ち込んでいたが、いっしょに回った他の人たちも一番最初は本当にパニックで死にそうになったと笑いながら話していた。しかしそれにも負けないで2度、3度挑戦する人がダイビングを楽しめる人になれるという事だ。

インストラクターの人も最初は大変だったけど、やれば絶対に楽しくなるからまた来てくださいね。とやさしく僕を励ましてくれた。なんともほろ苦い体験だった。

この体験を生かして、2回目、3回目に挑戦すれば大きく人生は変わったかもしれない。 しかし、その再挑戦はまだ実行されないままである。(続く)