土曜日の朝、
カーテンを開けて、窓の外は今にも降り出しそうな雨雲が。
行ってみるか。
思い切って走りに出かけた。
11月のマラソン大会にむけて練習を積んどかないと。
今日は3時間、まずはゆっくり歩きながら。
ポツン、ポツンと雨音を感じながら、朝の気配を感じながら。
少し体があったまったかな。
そのまま細い山道へ。 道へ伸びた木の枝が傘がわりになってくれる。
誰もいないトンネル。 山道を下ってやっと住宅地にでる。
心配した雨も小降りのまま、気持ちよくランニング。
長い登り坂を登りきったところで、今日の目的地へ到着した。
そこにあるのは、2015年ノーベル生理学・医学賞を受賞した
「大村 智」教授の記念の銅像。破れた背広を纏いながら真っすぐに前を向く。
そこに書かれた「人生の心得、7か条」の文に興味をひかれた。
そこには下記の言葉が記されていた。
1、歴史を学び、それを基にして未来を見つめる。
1、何事も人のまねをしない。
1、自分が世の中の人のために何ができるかを優先して厭わず行動する。
1、役目についた折には自身の能力をもって全力を尽くす。
1、リーダーになったときは「君主は器ならず」と考え、そこに集まる人々の個性を最大限に引き出す。
1、一期一会の心を大切にする。
1、佳き人生は日々の丹精にある。
走りついた先で、人生の意味と出会う。
人は常に自分がまわりの人たちに何ができるのかを考えその事に対して日々、行動し自分自身の向上に
励むことが幸せなのだと。 見えない先の不安ばかり考えるよりも、目の前のことに日々、集中する
大切さを思った。
雨の日も、坦々と走ることで気分が軽くなれる。
もうすぐ自宅。 雨は強く降ることはなく楽しく、ジョギングすることができた。
さあ。ごはんを食べよう。